ミク。
《あらあら。大変なストレスが蓄積されてるようですね?》

「………‥」

《やはりしばらく休暇を取りなさい。無理のし過ぎは身体に障りますよ?》

「…‥‥‥‥‥‥」

《冬。ゴミ共の事は忘れて、私達と休暇をエンジョイしましょ?その方が貴方の心にも効くハズです。》

腐った奴等が多い軍の事や散々何をされそうになったかを思い出して背筋に鳥肌を立てていた所を珠里夜に宥められて、陽菜に【顔色悪くなってるよ!ユキ、お仕事休んだら?あと、また寝てて良いよ。】と心配されて、自分はどれだけの顔色をしているんだろう?あそこはどれだけ堪え難い場所なんだろうという思いが込み上げる。だが、本当に本音では有給休暇が取りたくて、二人とこの天界では無い場所に行きたかったから、その本音を優先させる事にした。

「…‥天帝陛下に、今から行って有給休暇貰ってきます。」

《そうしなさい。いつも無遅刻無欠席で大働きしてるんだから一度ぐらい連続休暇貰って当然です。》

「はぃ…‥。」

ユキはその後、朝食後の洗い物はやっておくからと云う陽菜に任せて休暇の許可を貰いに一人天帝の元に向かって行ったが、気分はあまり浮かないままだ。だが、それもそのハズ。
何を隠そう今日は前々から見に行く約束をしていた彼の歌と舞いの大会日じゃないか?だから今日は希望休を入れておいたというのに、何を朝から最低な態度ばかり取りまくっているんだと溜息してしまう。……まったく、あの子もこんな自分の何処がいいんだか?
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