そっと鍵をかけて。
「同期で女は私だけだっただけでしょう?
しかも、私が1年年上だったから“姐さん”なんだし。」
留学のせいもあって、普通より1年遅れで卒業したため、ほとんどの同期より1つ上なのだ。
ちょっぴり。ちょっぴりだけど多少は気にしていたので、微妙な気持ちになる渾名だった。
「ごめんごめん。すっかり忘れてたんだ。悪気はないって!」
「悪気しかないくせにー。まったくもう!傘に免じて許すけど!」