私がいた場所。
「ここがお前の部屋になるとこだし、ここでいいだろ」
「はい、えっと晒しはまけると思うので…」
「おう、じゃ、準備ができたら呼んでくれ」
そう言って襖を閉めた原田さんは律儀にも襖の向こう側で後ろを向いてくれていて小さく笑った。少し苦戦しながらもなんとか晒しをつけると原田さんを呼んだ。
「お願いします…ってなんですか?」
入ってくるなり私のことをじっと見つめてくる原田さんに少しだけ頬を赤らめる。ちょっと、恥ずかしいんですが…。
「いや、やっぱ…なァ。女だなァと思ってよ。線も細ェし、男とは違う柔らかさがあるしよ」
「…恥ずかしいのでそれ以上言わないでください」
わりィわりィと謝りながら持ち上げてくれた着物に腕を通す。前で襟元を直してくれたり、後ろから着物を押さえておく紐を通したりするたび、原田さんの息が布ごしにかかってくすぐったい。そういう風にしないと着せられないっていうのはわかってるんだけどやっぱり自分も成人をむかえたばかりの一人の女だし、目の前の人も大人の男性な訳で、少し変な気分になってしまうのが現実だ。まぁ、それは紐を結んだり帯を締めるときの腹部への強烈な締め付けによって吹き飛ぶのだが…。
「っし、これでいいだろ!」
「ありがとうございます」
最後にしたにはいていたショートパンツをずり下ろして終わり。教えてもらいながらだったから多分これからは一人でもできるはずだ。
「はい、えっと晒しはまけると思うので…」
「おう、じゃ、準備ができたら呼んでくれ」
そう言って襖を閉めた原田さんは律儀にも襖の向こう側で後ろを向いてくれていて小さく笑った。少し苦戦しながらもなんとか晒しをつけると原田さんを呼んだ。
「お願いします…ってなんですか?」
入ってくるなり私のことをじっと見つめてくる原田さんに少しだけ頬を赤らめる。ちょっと、恥ずかしいんですが…。
「いや、やっぱ…なァ。女だなァと思ってよ。線も細ェし、男とは違う柔らかさがあるしよ」
「…恥ずかしいのでそれ以上言わないでください」
わりィわりィと謝りながら持ち上げてくれた着物に腕を通す。前で襟元を直してくれたり、後ろから着物を押さえておく紐を通したりするたび、原田さんの息が布ごしにかかってくすぐったい。そういう風にしないと着せられないっていうのはわかってるんだけどやっぱり自分も成人をむかえたばかりの一人の女だし、目の前の人も大人の男性な訳で、少し変な気分になってしまうのが現実だ。まぁ、それは紐を結んだり帯を締めるときの腹部への強烈な締め付けによって吹き飛ぶのだが…。
「っし、これでいいだろ!」
「ありがとうございます」
最後にしたにはいていたショートパンツをずり下ろして終わり。教えてもらいながらだったから多分これからは一人でもできるはずだ。