silve shining
「一番抜けなきゃならないのは、私か紫桜か理人。」

 と、私が続けて言うと、2人は頷く。

 そして、理人が

「そして、状況的に一番抜けた方が良いのは、俺って事だね。」

 と言ってくれた。

 それに、私は頷く。

 まぁ、みんな状況は似たような物だけどね。

 理人は隣国の王子だから。

 これは、仕方無いことなのだ。

 理人には悪いけど…私達の事がバレてはいけない。

「分かった。じゃあ、俺は抜けるから、蛭間君、君に俺の変わりを任せたよ。」

 と、理人ほいつもと変わらない笑顔で微笑んでくれた。

 すると、佑君が、

「2年の奴ら、1年を見下すように挑んできたからな。見返してやれ!ちなみに、お前達の方が2年より霊力が圧倒的に上だ。安心しろ。」

 と言った。
 
< 67 / 235 >

この作品をシェア

pagetop