不機嫌な彼のカミナリ注意報
 風見さんの車に乗せてもらい、風見さんのパーカーに包まれて、風見さんに熱のことを心配までしてもらっている。

 あぁ、もう、結局そうなのか。

 勘違いだと思おうとしていたし、気のせいなのだと思おうとしていたけれど。
 どうしてもっと早く自分のこの気持ちを自分自身で認めてあげなかったのだろう。

 それは“恋心”以外の何物でもなかったのに。

――― 私は、風見さんが好きだ。

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