さくらへようこそ
美桜は得意気にウインクすると、
「その日は特別ですよ。

パーティーだから上野さんを連れてきても構いませんよ」
と、言った。

「よかったー」

安部はホッとしたように胸をなで下ろした。

「そうと決まったら、いろいろと内容を決めましょう。

後、招待するお客さんとかも」

大倉が早口で言った。

「ああ、そうですね」

「時間がない」

美桜と安部はうなずきあうと、計画を進めた。

計画を進めている間、大倉はどこか楽しそうだった。
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