強引上司のターゲット
何で、こんなことするんだろう?
「なん、で、しょうか?」
なんでそんな顔、するんだろう。
「………」
切なそうで、懐かしそうで、嬉しそうで悲しそう。
その問いには答えてもらえなかったけど、そんなことよりもあたしは、初対面だっていうのに課長の表情の方が気になって仕方なかった。
ポーン
エレベーターが到着した音が遠くで聞こえたと同時に、あたしに触れていた手は自然と離れて、課長の顔も【課長】になった。
そして、いつまでも突っ立ったままのあたしに「寺谷さん」と今度はしっかり苗字で呼ぶと、そのままエレベーターを降りてどんどん先に行ってしまった。
結局上手く働かない頭のまま、案内どころか金魚の糞のようにあたしが課長の後について周って、時々聞かれる質問に答えるだけで精一杯。
課長の言ったことも、行動も、全然意味がわからない。
だけどどうしても考えてしまう。
何でさっき、あんな顔したんだろう。
「なん、で、しょうか?」
なんでそんな顔、するんだろう。
「………」
切なそうで、懐かしそうで、嬉しそうで悲しそう。
その問いには答えてもらえなかったけど、そんなことよりもあたしは、初対面だっていうのに課長の表情の方が気になって仕方なかった。
ポーン
エレベーターが到着した音が遠くで聞こえたと同時に、あたしに触れていた手は自然と離れて、課長の顔も【課長】になった。
そして、いつまでも突っ立ったままのあたしに「寺谷さん」と今度はしっかり苗字で呼ぶと、そのままエレベーターを降りてどんどん先に行ってしまった。
結局上手く働かない頭のまま、案内どころか金魚の糞のようにあたしが課長の後について周って、時々聞かれる質問に答えるだけで精一杯。
課長の言ったことも、行動も、全然意味がわからない。
だけどどうしても考えてしまう。
何でさっき、あんな顔したんだろう。