強引上司のターゲット
後頭部を押さえたまま、課長の視線があたしの目から離れない。

まるで、こっちをちゃんと見ろ、とでも言うような目つきで。


何だろう。怖い。
怖いのに、目が逸らせない。


あの時もそうだった…

始めて会社で会った日、エレベーターホールで課長の視線から目を逸らせなかった。


あの時みたいな真っ直ぐな目。



………。


もう、この状態でどれくらい経つだろう。この雰囲気、とてもいたたまれない。


何とか、この雰囲気を何とかしてくれ!
と思ったその時





課長の顔がグンッと近付いたかと思うと、思いっきり大胆に唇を塞がれた…!





っ!!!


「っんっ!!」


驚いて出たあたしの声なんて完全に無視だ。




ものすごく強引な課長の唇は呼吸も忘れる程の力で。

そして、塞ぐだけだったキスはいつの間にか…

あたしの唇を甘噛みし始める…
< 65 / 111 >

この作品をシェア

pagetop