強引上司のターゲット
さっきまで熱かった顔がウソのようにスーッと冷めていく。
新庄さんの口から次々に出る言葉たちに違和感を感じながら黙って聞いていると
「人生の、勝ち組になれるはずだ。」
と、すごいことを言ってのけた。
こんな事、言う人じゃないと思ってた。
…ううん、こんな事言う人じゃない!
どうしてこんな事?と聞こうとすると、ふっと全身の力を抜いて背もたれに寄っかかった新庄さんは
「なんてすごくいやらしい事言ってるけど、それくらい寺谷さんが欲しいんだ。」
と、今度はなんとも情けない表情で頼りなく言った。
あたしは、幸せ者だ。
いつも無愛想で、言い方も怖くて、強引なところもあるけど…
本当は人の事考えてくれて、思いやりがあって、ちゃんと弱い部分も見せてくれる。
こんな人に想われて。
結婚してほしいなんて言ってもらえて。
きっと…
こんなこと言ってくれる人にはもう会えないんだろう。
だけど…
だけど。
あたしはやっぱり、新庄さんの気持ちに応えられない。
新庄さんの口から次々に出る言葉たちに違和感を感じながら黙って聞いていると
「人生の、勝ち組になれるはずだ。」
と、すごいことを言ってのけた。
こんな事、言う人じゃないと思ってた。
…ううん、こんな事言う人じゃない!
どうしてこんな事?と聞こうとすると、ふっと全身の力を抜いて背もたれに寄っかかった新庄さんは
「なんてすごくいやらしい事言ってるけど、それくらい寺谷さんが欲しいんだ。」
と、今度はなんとも情けない表情で頼りなく言った。
あたしは、幸せ者だ。
いつも無愛想で、言い方も怖くて、強引なところもあるけど…
本当は人の事考えてくれて、思いやりがあって、ちゃんと弱い部分も見せてくれる。
こんな人に想われて。
結婚してほしいなんて言ってもらえて。
きっと…
こんなこと言ってくれる人にはもう会えないんだろう。
だけど…
だけど。
あたしはやっぱり、新庄さんの気持ちに応えられない。