強引上司のターゲット
「……っはぁ〜…っうふっうぅぅ…」
自分の中の黒いもの、全部ぶちまけてしまった…。
そしてなぜか目から汗がボロボロと溢れ落ちてる。
ううん、目だけじゃないでしょコレ。
鼻からも口からも、え、口?!
うん、でももう色んな物出し切った。
課長を見ることができないままマグカップを握りしめてこの沈黙に耐える。
だから何?
なんて言われたらどうしようもないような、こんなオチの無いぐちゃぐちゃの告白を、課長はどう思っただろう。
呆れ、たかな?…
と、その時
「ッブッ…ッグハ!ッブッははは!」
盛大な笑い声でお腹を抱える課長が目に入った…!
「っ?!え、ちょ、え?なん、で?」
なんで笑うの?
あたしが余りに自己中過ぎて、笑うしかなかったのか?
ヒーヒー笑いながら足をジタバタするせいで、ソファがボワンボワンと弾む。
「っふっ、っはは!あー!もう!!!」
笑い止まらない課長はローテーブルの上のティシュを箱ごと掴むと、わしゃわしゃと引き抜いてあたしの顔をポンポン拭き始めた。