確信犯
ふわっ、とかみをゆらしたから。
お母さんが、めをあける。
「――おめでとう、お母さん」
「――え?あ、妊娠…聞いたの?」
「うん。さっき」
「落ち着くまで言えなくてごめんね、カンちゃん」
ニッコリわらう、お母さんをまっすぐみれなくて。
お母さんのおなかを、みおろした。
ヌケガケになっても、いーや。
「――すてきだよ。きれいだ」
──とても。
だれよりも
なによりも
すてきだよ――
「ふふっ、また政宗の真似?格好いいね」
ちげーよ。
ボクが、おもったんだ──。