私と上司の秘密
「凛、料理、美味いと思うぞ。
って言うか、今、俺のこと、『課長』って、
呼んだだろ!」

「っ、えっ?」

食事していた手を止める…。


「…、はい、言いました…。」

私は、うつ向いたまま、お互い目を合わさないように、答えた。


「素直で、よろしい。
俺との約束、覚えてるか?」

「…、約束、ですか?
もしかして、『お仕置き』って言う?」


顔を上げ、課長の顔を見ると、口元は、
片方がだけが口角が上がった状態で、笑みを
浮かべていた。


「解っていて、言ったんだ。
そんなに、お仕置きして欲しかったんだ。」

「わざとでは、ないですか…。
間違っただけです…。」

「約束は約束だ。
後で、お仕置きだからな。
楽しみにしておけよ。」

課長の顔は、意地悪な少年の顔になっていた。
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