私と上司の秘密
「…、」

ゆっくり目を開けると、ソファの横で、私を
眺めている課長の姿があった。


私の体には、肩の辺りまで毛布が掛けられて
いた。


「…起きた?」

「っ、えっ、はい。」

『そうだ、私は寝ていたんだ。』

「もう、全部、全部、俺のものだね。
一杯、印付けておいたからね。」

そう笑顔で私に話す。


「印、ですか?」

課長の言っている意味がよく、私には理解
出来ないでいると、

「見てみたら。」


課長は私の毛布で隠れている体の方を指を
差した。


そんなこと言われているにも関わらず、思わず
課長の長い指に見とれてしまった。
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