私と上司の秘密
清水君が、席から離れた直後、何か太ももに
違和感を感じた。


見ると、課長が、私の脚を何気に、触っていた。


触りながら、

「へ~えっ、彼氏、いないんだ。」

と周りに聞こえないように、私の耳元で、
囁いた。


口元は意味ありげな笑を浮かべていた。


課長の言動がバレないか不安になり、周りを
見渡した。


挙動不審状態になる。


間接照明の室内とざわついている中では、
私達のことは誰も気付いてないようであった。


落ち着いた雰囲気の部屋とは対照的に、
私の心は、課長によって乱された…。


更に、耳元で、

「この後、抜けよう。」

と、甘い声で囁いてきた。


課長が話す度に私の耳元に息がかかり、ぞくぞくした感覚が、全身にめぐる。


膝の上においてあった私の手をそっと握って
きた。


課長の絡めた手の指が、私の掌を撫でるように動きに、誘っているように思えた。


『私、自意識過剰だろうか?』

そんなことを考えながらも、課長の誘いを受け入れたい自分もいた。
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