*生徒会の君と甘い文化祭*



・・・苦しいよ・・悲しいよ・・。




視界が滲んできたのをぐっと堪えるように唇を噛む。




・・・・泣かないもん。




深呼吸をして自分の心を落ち着かせる。




「・・・どうしたの?」




優しい声に振り向くと心配そうな顔をした望先輩がいた。




「望先輩っ!どうしたんですか?」




慌ててにっこりと笑顔を作る。




「そんな、無理して笑わなくていいよ。
目が泣きそうになってる」


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