*生徒会の君と甘い文化祭*
「・・・あっ、初ちゃん!
これ、外のクレープの屋台までもって行ってくれない?」
「うん、いいよ!」
あと、一週間で文化祭が始まる。
あたしは飲食全般の責任者になってるから、色々と大変。
でもこっちのほうがいい。
一人になると悠斗の事考えちゃうから。
だからなるべくいろんなお店に顔を出して手伝うようにしてる。
たぶん、飲食の責任者でこんなに働いてるのあたしだけじゃないかな?
「あっ、江ノ沢ちゃーーん!!」
一瞬その声にビクッとなりながら振り向くと、勢いよく走ってくる塚本君。