怨ーline
 授業中に、スマホが鳴った放課後。
私は友里亜に、怨ーlineからのメールを見せた。


「やはりだね」
それは意外な返事だった。


「えっ、何のこと?」
私は知らばっくれた。


「解っているわよ。これアナタが捨てたガラケーからよね?」


「えっ!?」

あまりに驚いて声が出ない。


「まあね」

友里亜は得意気に微笑んでいた。




 「私はアナタを観察したの。そしたらガラケーをかなり離れた公園のゴミ箱の奥に捨てていた」


友里亜は凄味のある言葉を発した。


「彼女が何か悪いことした?」
友里亜の言葉に首を振った。


「でしょう? 彼女が虐げられていることは薄々気付いていたの。彼もよ」


「彼って?」


「例の転校生よ。彼は私の恋人なの」


「恋人!?」

私はビックリ仰天した。
友里亜は唯一の友達だったからだ。
そんな強かだったなんて思いもしなかったのだ。




 私は彼女が何処かに消えて無くなってくれることを期待していた。
そうすれば転校生は私のものだとも思っていたんだ。
私は常に成績はトップクラスだし、相手には申し分ないはずだと考えていたからだ。



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