イージーラブじゃ愛せない



私の尽力のおかげでなんとか明るい雰囲気で終わった飲み会。店を出て「じゃーね。おやすみー」の声と共にりんと風間くんに手を振った。

明日はふたり共お休みだから、りんは今日は風間くんのアパートにお泊りだってさ。仲がよろしくて結構結構。


仲睦まじく帰って行くふたりの背中を見送ってから

「さーて、私も帰って寝よ」

くるりと振り向いてみれば。


「ちょっと待って。ちょい話させて」


未だに神妙な顔をしているジョージに止められてしまった。



「早く帰りたい。眠い。3分で終わらせて」


立ち話もなんだからと、わざわざ近くの公園のベンチに連れてこられた私は不機嫌マックスだ。ジョージが買って差し出してくれた缶コーヒーを一気に飲み干し『早くしろ』と威圧しておく。


「3分とか無茶だし。ってか、柴木ちゃん。本当にもう昨夜みたいな事やめてくんね?」

「は?またその話?」


しつこい。どうしちゃったのかねジョージは。こんなに話引っ張るタイプじゃないじゃん。いつもなんでもアッサリしてるとこ、ジョージのいいとこだと思ってたのに。
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