恋愛遭難★恋は水もの〜パツンと教訓!〜

私の所属は、マーケティング部。

会社の扱う商品を市場調査したり、商品のPR方法を考えたり、広告を作ったりする。


今日は、先日行った新商品のお菓子に対する消費者のアンケートをパソコン上にまとめていた。


パソコンに向かう私の肩に、ふいに置かれた手。

見上げると、上野課長だった。


「山田……それ、新商品のアンケート調査か?」
課長がパソコンを覗き込む。私の顔の横すれすれの場所に課長の顔がぬっと現れた。


「! そ、そうですけど……課長」
近すぎると言おうとしていた。

「ん、なんだ?」

なのに、課長がこっちを向いたから余計に距離が縮まった気がして思わず息を飲んだ。


パソコン画面に隠れた場所で、顔に息がかかるほどそばに課長がいた。


「どうした? 山田。顔が熱でもありそうな位赤いぞ」

なんでもないような顔をして課長は、私の額に自分の額をつけた。


「ひっ!」

驚いて声も出ない。


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