恋愛遭難★恋は水もの〜パツンと教訓!〜
マンションに着くと、部屋までおんぶされていた。
課長に鍵を渡すと、鍵を開けて部屋の中もおんぶされていく。
「課長、もういいです。ありがとうございます」
「ベッドまで運ぶ。心配するな」
ーーー重病人でもないし、歩けるのに。
寝室のドアを開けて、私をベッドに置くと私を見下ろした。
「安静にしてろ。とりあえず何か胃に入れてから薬を飲め」
ベッドに腰掛けて、私の頭を優しく撫でる。
「おかゆを作ってやる。少し待て。その前に着替えるか?」
課長が私の胸元に手を伸ばしてきた。ボタンを外そうとしている。
「や! やめて下さいよ! 着替えくらい出来ますから。部屋から出てもらえます?」
急いでブラウスをおさえる。
「遠慮深いな。困ったときは力になる。着替えさせてやるのに」
「馬鹿みたい! セクハラ上司! 課長に着替えさせてもらうなんて絶対にありませんから!」
「そうか? 俺は、女の服を脱がせるのには定評があるのにな」
「定評? どこの定評ですか! 馬鹿らしい」
私は、起き上がりふらつく頭をおさえた。
「課長、帰ってもらえません? 課長に付き合ってると余計に 具合が悪くなりそう」
クローゼットに向かい、引き出しを引いた。下着を出すためだ。