恋愛遭難★恋は水もの〜パツンと教訓!〜
誰だかも確認せずに、いきなりドアを開けた。


息を弾ませた私を怪訝な顔で見下ろす上野課長がいた。


「お前、不用心…」

思わず課長に抱きついていた。

ーーー怖い! 怖すぎる!

「おい、朝からなんだ? やっぱり、俺に惚れたのか? ん?」

課長が私を抱きしめ返してくれた。いつもなら、はねのけたい相手だったが今は状況が違う。


しばらく抱きしめてもらった後で、私は課長に先に部屋へ入ってもらうことにした。

課長の背中を押す私は、言葉巧みに課長を誘導する。

「課長、寝室に。ほら、入って下さいよ」

ーーーもう一度、寝室の扉を確認しておきたい。

「お前、具合は?」

「よくなりました。課長のおかげです。だから、早く寝室に行ってよ。もう!」

課長が重いので背中を押すのも楽じゃなかった。

「寝室って……山田…朝から……」

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