恋愛遭難★恋は水もの〜パツンと教訓!〜

神島課長も上野課長も二人して私を見ている。


ーーーえ? これ、どういう状況?


会社の廊下でイケメン課長に挟まれて見つめられる図。


ーーーなんて! 私ってば果報者。

って、能天気には思えない。少し前ならそう思えた。だが、上野課長と私生活で触れるようになってみると凄く偏屈な男だった。
神島課長もかなり軽過ぎだし。


だから、決して手放しには喜べない。


「そうだ! 上野、俺たちさ、入社当時は、よく帰りに飲みに行ったよな?」
神島課長が上野課長の肩に手を置いた。


「あの頃は、世間知らずだしお前という人間を知らなかったからな」
上野課長は、肩に置かれた神島課長の手を汚いものみたいに払い落とした。


「たまには飲みに行こうぜ。上野と俺と……ユキの三人で行ったみたいにさ」
神島課長は、楽しそうに言って凝りもせず上野課長の肩に腕を回した。


ーーーユキ? 誰だろ?



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