恋愛遭難★恋は水もの〜パツンと教訓!〜
「勘違いは、やめてもらえません?私は絶対に上野課長を好きになりませんから! 今は、上野課長に頼まれて付き合ってる風になってますけど……基本、それも迷惑なんですから!」


「迷惑とか女に言われたこと無いけどな」
しらっとした顔で、そんなすっとぼけたことをいう上野課長。


「どうでもいいけど、私、お腹空いたんですけど」

せっかくの鉄板焼き屋で豪華な夕食のはずだったのに。

お腹がぐぅぅ……と音を立てた。

「女の腹の音にしちゃあ、随分豪快だな。恥ずかしくないのか?」


「恥ずかしいに決まってるでしょ。なんで、わざわざそういうこと聞くかなぁ? 課長は、デリカシーが無いですよ」

腹をおさえて課長をにらんだ。腹が好き過ぎて持っていた花束にさえムカついてきた。


ーーー花なんか買ってこないで、食べられるものを頂戴よ!

ピンクと赤でまとまった感のある花束。改めて考えてみると、花なんか最近もらったことないし、自分でもお金が勿体無いと思い買っていなかった。



ーーー花って……考えてみると贅沢よね。すぐ散る割りに高いし。まあ……綺麗だけど。
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