恋愛遭難★恋は水もの〜パツンと教訓!〜
私は後ろから課長の肩にしがみついた。

「料理次第でナスもだいぶマシになります。だから、私も課長がうまく料理してくれれば……だいぶマシになれます」


「なんだ。それ……お前、俺に料理してもらいたいのか?」
課長が私の手を握り、私の方へ顔を向けた。

肩ごしに課長と視線が絡み合う。

「はい。私……すっごく悔しいけど……課長が好きになりました」


恥ずかしい。最高に恥ずかしい状況に自らを追い込んでいた。


課長が私の腕を引っ張り、私はベッドの上に倒されていた。


私の体の横に手をついた課長。被さるような態勢で私を上から見つめてくる。


「……ナスか。……それなら、食べられないこともないな」

少し楽しそうに笑ってから、呟いた課長がネクタイを緩めた。


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