恋愛遭難★恋は水もの〜パツンと教訓!〜
突然、神島課長から視線を逸らした私を自分の背中に隠すように前に出た上野課長。
「あまり、近くに寄らないでもらいたい。付き合い出して間がない為に……心配が絶えないんでな」
上野課長の言葉に神島課長は、口の端を上げた。それから、大声で笑った。
「ははははっ!! おい上野、正気か? 他の男が近づくたびに心配する気かよ?」
「ああ、俺はマトモだ」
「……まあ、いいや。そんなにご執心なら、せいぜい大事にしろ」
上野課長の背中から顔を出して、神島課長を見てみた。目が合った神島課長は、私にニッコリと優しい感じでイケメンスマイルを見せてくれた。
ーーーうわっ、素敵! 神島課長って、シュッて切れ長な一重瞼だけど、笑うとあんなに優しい雰囲気になるんだ。少しぽってりした唇も私の好みなんだけど!
「早乙女、行くぞ。みんな待たせたな」
営業の人達は、神島課長の合図で二次会へニヤニヤと会釈しながら私と上野課長の横を通り過ぎて行ってしまった。
営業軍団が通り過ぎると、上野課長が私の方を向いた。