現代のシンデレラになる方法


そしてブラジャーを外し、視線は自然に胸へ。

その俺の視線に綾子さんはたまらず、両手を胸の前でクロスさせる。


「なんで隠すの」

「じ、じろじろ見るからでしょ」

「なんで見せてよ」

「やだよ」

「何を今更」

「だって……、あんたがちゃんとあたしのこと意識してするの初めてじゃん」


初めて……

「……尚のこと見せてよ。綾子さんの全部が見たい」



これが俺と綾子さんの本当の初めてだと思ってもらえるなら。

やり直せるチャンスをくれるのなら。


うっすら残った跡に上書きするように、その上から重ねて口付けをした。

唇を離すと、そこには新しくできた赤い跡。


以前の跡は消えた。

だけど、俺が綾子さんの体にしてきたことはもう消せない事実。


だから、こうやって上書きしていくしかない。



今度こそ大切にするから。


今はその身を俺に委ねて欲しい。



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