現代のシンデレラになる方法
重苦しい空気。
これから大それた儀式でもとり行われるかのようだ。
笑いながら、「さ、やろうか」「おっけー、いつでもいいわよ」なんて軽く始められたらいいのに。
だけど、この儀式にはそうもいかない。
ベッドに横たわる私の上に跨り、先生が最終確認する。
「……ひなた、本当にいいのか?」
私がガチガチになっているのは先生もきっと丸分かりだろう。
こくんと必死に頷く。
「別に、急いでしなきゃいけないものでもないし。無理しなくていいんだぞ」
全く余裕のない私に苦笑する先生。
「む、無理してないです」
だけど引けない。ここで引く訳にはいかない。
決めたんだから、今日こそは先生と最後までするんだって。
そんな私の様子に、先生も決心して上のシャツを脱ぎ始めた。
大好きな先生の初めての裸。
一瞬それを見てすぐ目をそらす。
男の人の裸自体こんな近くで見るのは初めてだ。
それが今までずっと想い続けていた先生のものともなると……。
まともに直視できるはずがない。
そして、先生は私のシャツを捲り上げる。
途端に震えていく体。
大丈夫、大丈夫、何が怖いっていうの。
好きな人とするんだよ。
先生もきっと私の震えに気付いてる。
それでも手を止めないのは、私が覚悟してるのを知ってるから。
ブラジャーに手がかかり、背中のホックを簡単に外されてしまう。
どうしよう、これを取られたら見られちゃう。
この5000円の小さな布地の有難味と重要性を実感した瞬間だった。
ブラジャーを外されその胸に先生の手が触る。
胸の突起に先生の手のひらが触れ、思わず声をあげてしまった。
それは自分でも聞いたことのないようないやらしい声。