現代のシンデレラになる方法
……やばい頭の中では分かってるのに、気持ちが全然追い付いていかない。
目を開けると、なぜか先生が全然知らない人に見えた。
たまらず怖くなって涙が出そうになる。
無理、無理、こんなの無理……っ。
嘘でしょ、皆本当にこんなことしてるの?
それで平然としていられるの?
こんなに怖いと思う私がおかしいの?
そもそも何が怖いのかさえ分からない。
だけどこれだけは分かる。
これ以上はできないってことだけは。
胸がどうにかなりそうな程激しく鼓動している。
頭ももうパニック状態。
だめだ、もう限界。
私は両手で顔を覆い、横向きになって蹲ると先生に訴えた。
自分が情けなくて不甲斐なくて、涙が止まらない
「せ、せんせ……っ、すいません……っ」
「どうした?」
「やっぱり、できません……っ」
そう言うと先生は私の身なりを整えてくれて、ゆっくり背中に手を回した。
「ごめん、大丈夫か?」
「ご、ごめんなさい……っ、ごめんなさい」
どうして先生が謝るんだろうか。
悪いのは私の方なのに、私は何回か繰り返して泣きながら謝った。
先生は泣く私を慰めるかのように、ずっと背をさすってくれる。
どうしてできないんだろう。
好きな人となのに。
先生となのに。
先生はこんなに優しくしてくれているのに、私は一体何がこんなに怖いんだろう。
どうしよう、こんなんじゃ先生に飽きられても仕方がない。
もう、私にはできないの……?