現代のシンデレラになる方法
「……ひなた、ごめん少し頑張れる?」
「え……?」
聞かなくても、そんな不安そうな顔をされたらもうダメだって言われているようなもんだ。
もう、恥ずかしくて限界だって、そう真っ赤な顔に書いてある。
だけどここで止められない。
戸惑うひなたに申し訳なく思いながらも行為を続けると、ひなたはしわくちゃになった顔を見られまいと、横に顔を背けた。
俺の腕を掴んで、何度か、上擦った声混じりに先生と呼んだ。
何か言いたそうにしているのに気付いて動きを止めると、ひなたの息が落ち着くのを待つ。
ちらっと俺の顔を見てすぐにそらされてしまう。
何か言いたそうにしているが、よく分からない。
「あ、あの……」
「どうした?」
優しく聞くと、ひなたが俺を恐る恐る見上げて躊躇いがちに俺へ腕を伸ばした。
「これじゃ、先生が遠くて……っ」
そして、そう小さな声で言い、恥ずかしそうに目を伏せた。
……また、そういうこと言うから止められなくなるのに。
ひなたの顔の横に片手を置いて、もう片方の手でひなたの頭を抱え込んでキスをする。
すると、遠慮がちにひなたの手が俺の背に回された。
感じているのが、分かりやすい程びくびくする体。
また耳に吐息がかかって、途切れ途切れに可愛い声が直に響く。
ひなたは無意識にやっているのだろうが、欲情をそそるには十分過ぎる刺激。
それに耐えれず煽られるまま動くと、またびくっと反応する敏感な体が一際大きな声を上げた。
ひなたの震える手が俺の腕を掴む。
もう片方の手で、とんとんと弱い力で俺の汗ばんだ胸元を叩く姿は、止めてと言っているようだった。