現代のシンデレラになる方法
「……わ、私、正直このお付き合いも先生の一時の気の迷いかなって、思ったことがあるんです。だけど結婚はそうはいかないじゃないですか、先生には後悔しない選択をして欲しいんです」
「……俺ひなたの中でそんな最低な奴だったの?今まで付き合ってきて、本当に俺の気持ちが気の迷いだと思うの?」
「だ、だって、やっぱり私なんかのどこを好きになってもらえたのか……っ」
分からない、んですもん。
ついに泣いてしまって、声がだんだん音量を絞るように小さくなる。
最後まで先生に届いてくれただろうか。
すると、そんな私に先生が指折り数えながら言い始めた。
「じゃ言おうか、まず、いつも自分より人を気遣うところ。謙虚で誰に対しても分け隔てなく接するところ、」
恥ずかしくて聞いていられなくて、止めようとする。
「あ、あの、も、もう十分です……っ!
「あと、笑顔が可愛いところ」
「……っ」
「ほら、だからもう泣かないで」
そう言って、先生が涙を拭ってくれる。
「気の迷いなんかじゃない。ひなただからこそ結婚したいと思えたんだ」
先生の胸の中に抱かれて眠る。
どうしようもない私を好きになってくれた先生を本当にありがたいと思う。
こんな私に唯一自信をくれるのは先生だけです。