ベランダから見える星
「静一郎さんずるい!
 静ちゃんっ私にも話してよ?」


お母さん…



「ありが「なんでもといえば!静ちゃん留学することになったから。」


えっちょっ今!?


今それ言っちゃうの!?


私お礼言おうとしてたのに…怒鳴りたくなるよっ



「「「「は!?」」」」


音緒と拓海以外の驚きようが凄くて。


何だかいけないことをしてる気分になった。



「って何で音緒が驚いてないの!?」


「本当だっ
 まさか知ってたとか言わ「言うけど。」


驚きを隠せない千香と葵に音緒は自慢げに微笑む。


お父さんは…固まっちゃってる。


お母さんまだ言ってなかったのね…


薄々気付いてたけど。



「まさか拓海も!?」


「俺は邦光さんに聞いた。」


「えっ!?」


これは私も驚いた。


拓海と邦光さんが知ってることと,二人が連絡を取ってるってことに。


留学のことはお母さんから邦光さん,邦光さんから拓海ってなったんだろうな。


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