ベランダから見える星
「京介ありがとう。
貴方も好きに生きなさい。
何にも縛られることなく。」
この人も苦しんでいたのだろうか。
中まではわからないけど,一瞬見せた穏やかな顔は…やっと開放されたと言ってるようにみえた。
「僕は母さんとずっと一緒にいるから安心して。
大丈夫,一人じゃないよ。」
するとあの人は京介の胸の中で泣きだした。
子供みたいに大声を張り出して。
京介はいつの間にか大きくなっていた。
私よりもずっと大きく…
「…京介,あんたは悪くないよ。
貴女も…誰も悪くないんだよ。」
何だか言いたくなった。
もう大丈夫,安心してって。
長い間…ずっとみんな苦しんで来たんだ。
私だけじゃなくみんな。
「私…許せないし,貴女も私のこと許せないと思う。
だけどこれだけは言っておく。
幸せになって。
私も幸せになるから,絶対。」
お互い幸せになって『あの頃は』って思い出そう。
そしたら今とは少し違う気持ちで思い出せるかもしれないから。
貴方も好きに生きなさい。
何にも縛られることなく。」
この人も苦しんでいたのだろうか。
中まではわからないけど,一瞬見せた穏やかな顔は…やっと開放されたと言ってるようにみえた。
「僕は母さんとずっと一緒にいるから安心して。
大丈夫,一人じゃないよ。」
するとあの人は京介の胸の中で泣きだした。
子供みたいに大声を張り出して。
京介はいつの間にか大きくなっていた。
私よりもずっと大きく…
「…京介,あんたは悪くないよ。
貴女も…誰も悪くないんだよ。」
何だか言いたくなった。
もう大丈夫,安心してって。
長い間…ずっとみんな苦しんで来たんだ。
私だけじゃなくみんな。
「私…許せないし,貴女も私のこと許せないと思う。
だけどこれだけは言っておく。
幸せになって。
私も幸せになるから,絶対。」
お互い幸せになって『あの頃は』って思い出そう。
そしたら今とは少し違う気持ちで思い出せるかもしれないから。