*ヒーローボーイズ*
「こいつらは皆良い奴だから怖がんなくていいよ。でももし2人に何かあったらその時は俺達がちゃんと躾しとくから安心して?」
「……躾って?」
「「何でもないよ〜ん」」
躾ってあれだよね、ペットにする…あっ、犬でも飼ってるのかな?
「んな事こいつらに言ってどうすんだよ、和奈なんて顔青くしてんぞ?」
「え?あ、ごめんごめん!」
「いえ、大丈夫ですよ…ハハッ」
「和奈…?」
「……ハァ、私はあんたが羨ましいよ、馬鹿美月」
「あ、あたし馬鹿じゃないし!」
失礼だまったく…っ
ーーーーー…パタパタパタパタパタパタ
カチャ
「ここだよ、さぁ入って」
「ここは?」
「ここはね〜限られた人しか入れない場所なんだよ〜」
「秘密がたっくさんで、ここに居る俺と風希、明良に修二、あと藍斗しか入れない部屋、その名も幹部室〜!」
「か、幹部室って…私やっぱり帰…ッ」
「「もうここまで来た以上引き返すことは出来ませ〜ん」」
「…うぅ」
「え、何?和奈トイレ行きたいの?」
「違うわっ!!」
「わっ、ちょっと和奈近いって…」
「もうダメだ、私達はここで殺られる運命なんだ…………美月、短い人生だったけどありがとね…さよなら」
何、どういうこと?短い人生だった………ってもしかして!?
「和奈っ!何でもっと早く言ってくれなかったの!?…そんな死ぬ直前に言われたらあたし何もできないじゃんか!」
「み、美月ちゃん?」
「何で言ってくれなかったのっ…和奈が、和奈が病気だったって!!」
「はぁ?!」
「え!和奈ちゃん病気なの!?」
「「マジ〜?」」
「てことは、お前もうすぐ死ぬのか?」
「えっ、ちょっと違…」
「「お葬式どうする〜?」」
「その前に費用だろ、俺達まだ高校生だぜ?」
「いや、俺達には藍斗が居る。な藍斗!」
「……Zzz」
「だから待っ…」
「和奈の馬鹿!」
「「葬式♪葬式♪」」
「いやだから、まずは費用だろーが!」
「藍斗、起きろって!」
「…Zzz」
ーーーーー…ブチッ。
「「「「「…??」」」」」
「…Zzz」
「ええ加減にせぇ!!さっきから何なんお前らァ?ういに喧嘩売っとんのか、あぁん?!」
「え、あの…和奈?」
「美月ィ!オメェの勘違いでえらいことになってしもたじゃねぇか!!」
「ヒィッ、ごめんなさ…え、勘違い?」
「オラァそのこ双子!」
「「えっ、俺?」」
あたしの次に双子を指差した和奈。