*ヒーローボーイズ*
「さっきから葬式葬式言ってんじゃねーよボケカスがァ!!うちはまだ死んどらんわ!!」
「「あ、はい」」
「あと!そことそこの2人!!」
「…な、何だよ」
「は、はい」
「何をまだ高校生の分際で葬式の費用のことで悩んとるんじゃボケ!そんなんテメェらの葬式のこと考えとけや!!」
「「…はい、すみません」」
双子の次は修二と明良を指差しもの凄い勢いで怒鳴る和奈。
そして、最後はもちろん…
「おいそこで寝てるお前!さっきから何ずっと寝てんだよ!そんなもんは年取ってから縁側で寝てりゃいいんだよ!!」
「……Zzz、…シネ」
「ブチッ……テメェが死ねやクソ総長がー!!!」
ドカーン!!
今にも藍斗の寝てるソファごと藍斗を窓の外へ投げ出そうとする勢いの和奈を全員で食い止めた。
ていうか…あれ?今、和奈何て…
ーーーーーー
ーーーーーーー…
それから数分後。
「ほんっとーにすいませんでした」
「もう大丈夫だから、頭上げて?」
「…私、昔からあんなんで、一度キレると大人が4、5人まとめて掛かって来ないと止められない程暴れちゃうらしくて…」
「で、でも…ブッ、あれは凄いよね…クククッ…」
「流石の俺達でもちょっとビビったもんね〜ブフッ…」
「ほんとにすみませんでした!」
頭を深々下げて謝り倒す和奈。
「もういいよ和奈、元はと言えばあたしの勘違いが悪いんだし。和奈が謝ることじゃないよ!」
「…ごめんね美月、怖い思いさせて」
「全然へーきだよ!だっていつもの事で慣れちゃったもん」
「……怒っていいのか悪いのか…」
「あっねぇ、そういえばさっき和奈なんて言った?」
「さっき?」
「ほら藍斗に怒鳴ってたじゃん、あの時だよ」
「えっとー…何だっけ、あんまり覚えてないよ」
「あれだよ、えーと…クソ、総長…だっけ?」
「あーあれね………あっ」
「総長って、あれでしょ?暴走族のてっぺんにいる偉い人」
「いや、あの美月あれはっ…」
「そうだよ美月〜」
「俺達【ブラックバード】っていう族やってんだよ〜」
ブラック、バード…かぁ
「へぇ、じゃあ藍斗が総長ってことは明良達はもしかして…」
「うん、俺達は幹部で俺は情報担当。喧嘩は出来ないからね」
「俺は特攻隊長だ!喧嘩は得意中の得意だぜ!…うおっッ」
「なーにが得意だよ〜喧嘩なら俺達だって負けてないよ~?」
「そうだぞ修二く〜ん」