*ヒーローボーイズ*
風希と風磨が修二の背中に同時にダイブした。
「俺と風希は遊撃隊の隊長だよ〜」
「まぁ、簡単に言うと臨機応変な行動を唯一許されてる部隊の隊長って感じかな~」
この双子が遊撃隊って大丈夫なのかな…
「それとね、あともう一人実は居るんだよ」
「え、そうなの?」
「うん、親衛隊の隊長で名前は…」
「稲葉裕太、ですよね?」
「そえそう、よく知ってるね?」
「あの人は女嫌いで有名ですから」
「そっか(笑)」
女が嫌いな男か、どんな人なんだろ…
と、その時
ガチャ
「明良ー何か飲みちょーだい☆」
「おっ、やっと帰ってきたか。コーラでいいか?」
「全然オッケー☆」
部屋に入って来たのは身長160くらいの女の子、いや男の子か?…いやでも顔可愛いし………どっちだ??
とにかく、とても可愛らしい子だった。
その子の笑顔なんてまるでエンジェル♡絵に描いたような美少年(美少女?)だ。
「はいコーラ、それとね裕太今から紹介したい子が2人いるんだよ」
「ん?誰誰ー!?新入り君?どこにいんのー?」
「もう裕太の目の前にいるじゃん」
「えー?……………はぁ?」
およ?今一瞬顔が鬼に変わったような…
「なーんだ女の子か~明良びっくりさせないでよー!」
「ははっ、悪いな」
やっぱり気のせいだよね!あんな可愛らしい子の顔を鬼と間違えるなんて、あたし馬鹿だなー!(笑)
「はじめまして裕太くん!あたし美月って言うの、これからたまに合うことになるかもだからよろしくね?」
「うん、こちらこそ…」
スッと手を差し出せば裕太くんも手を差し出し、そのままあたしの手を握り返……
バシッ
「あっ、ごめん痛かった?」
「え?あ、ちょっとだけ…」
「そっか、良かったー」
ヒリヒリと痛む手を見た。
ん?…良かったって、何が??
それに、今叩い…
「でも今ので俺の手汚れちゃったー」
「ゆ、裕太くん?」
「あれ、聞こえなかった?……手、汚れたって言ったんだよ、お前の汚い手が触れたからな」
今までに見たことないような冷たい視線をこっちに向ける裕太くん。