*ヒーローボーイズ*
「裕太、お前はいつもいつも言い過ぎだ。美月ちゃんに謝れ」
「やだよ、何でこんな薄汚れた奴なんかに俺が謝んなきゃいけないの?」
薄汚れたって、それってあたしのこと?
「大体、こんなゴミ屑以下の生き物がこの世に存在していること自体が俺には理解できないよー…女なんて所詮は地位と金だけが目当ての汚い奴らなんだよ」
「ちょっと、それは言い過ぎじゃないですか?…美月に謝ってください」
「俺に話し掛けないでよ、ていうか同じ空間に居ることさえやめてやしいんだよねー」
「おい裕太っ…ッ」
いつもニコニコしてる明良の顔は笑顔じゃなくなっていた。
「明良!もういいよ、…裕太くんごめんね?びっくりしたよね」
「……」
けれど、裕太くんはあたしのことを無視してソファに座りコーラを飲み始めた。
…裕太くん、どうしてそんなに女の人が嫌いなの?裕太くんの過去に何があったの?
「明良、これ捨てといてー俺もう帰るから。こんな所に居たら体が保たないもーん」
それだけ言って部屋を出てってしまった裕太くん
「…何か、ごめんね美月ちゃん和奈ちゃん。俺からもきつく言っとくから許してやってくれない?…裕太、女が嫌いだってとこ以外はほんとに良い奴だから」
「うんっ、全然大丈夫だよ!」
「それにしても、あそこまでなんて噂より酷くないですか?」
「うん、実際あいつは俺達が考えてるより酷い目にあってたらしいからね…」
「それほど女を憎んでるってこと何じゃねーの」
「裕太顔可愛いのに残念だね〜」
「俺だったらあの顔使って綺麗なお姉さんに近寄って、あーんなことやこーんなことするのになァ〜」
「みぃとぅ〜(笑)」
イェーイとハイタッチする双子。
「お前らはお気楽すぎだバカ双子!」
「「俺達はいつでもマイペース♪」」
「…お前達はほんとお気楽だな」
「「それほどでも〜////」」
「お褒めないしっ」
一度空気が悪くなったものの、この後双子の修二いじりが始まりこの場の雰囲気は少しだけ落ち着きを取り戻した。