*ヒーローボーイズ*


「あれは、今から2年前の話しなんだけど…」




それからあたしは昔の話をこの部屋に居る皆に全て話した(裕太くん以外)










ーーーーー2年前…



あたしはこの時中学3年生、和奈とは隣のクラスで2つ下の学年に妹の羽月がいた。


あたし達3人はいつも一緒で登下校は勿論、休み時間も3人いつも一緒。




「あっ、ちょっとみぃ姉!それあたしの唐揚げっ!」

「だって羽月残してたじゃん」

「残したんじゃないもん!…うぅ、最後に食べようと取っといたのに〜…」

「こら美月、人のおかずを取るのはやめなさい」

「ごめんごめん!じゃあ、代わりにこれあげる」

「え?でもこれ、みぃ姉の好きな卵焼きじゃん」

「勝手に食べちゃったんだからこれくらい平気、ほら早く食べないと昼休み終わるよー?」

「分かってるよー!」




女の子のくせに大口開けて残りを口に詰める羽月。




「そんなに急がなくても大丈夫だようーちゃん、ゆっくり食べな?」

「んんっ…グフッ、ゲホゲホっ!!」

「ほら詰らせた、はいお茶」

「んっ、ありがとかずちゃん!」

「どーいたしまして」




こんな風にほのぼの過ごしていたあたし達にとって、あの事件はあまりにも残酷だった。



ーーープルルル プルルル…





「あっ、ごめんあたしだ!」

「また彼氏?あんまりいちゃつくなよー?」

「もう!みぃ姉うるさいっ…もしもし?うん、…え、この後?大丈夫だよ。うん、うん…じゃあ放課後にね、バイバーイ」

「彼からの放課後デートのお誘い?」

「そ、そんなんじゃないよっ/////」

「赤くなっちゃって、羽月可愛い!」

「ちょ、みぃ姉苦しいってッ」

「「あははははっ!」」

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