*ヒーローボーイズ*
こんな会話がずっと、この先も続くんだと思ってた…けれど世界はそう甘くなかった。
ーーー放課後
「じゃああたし行くね?」
「うん、気を付けてねうーちゃん」
「羽月、今日はお泊りかな?そして朝帰りー♪」
「みぃ姉からかわないでよ!////」
顔を真っ赤にして怒る羽月。
「羽月、これからも彼氏さんと仲良くね。絶対幸せになってね?」
「あったりまえじゃん!…っと、もう行かないと。じゃあね2人共ー!」
元気よく走って行った羽月の背中をあたしと和奈は手を振って見送った。
けれど、これで羽月の笑顔を見れるのは最後だった…
あたし達は学校の帰りに、新しく出来た女の子向けのカフェに寄ってガールズトークを楽しんだ。
それて日が暮れ始めた頃に店を出た。
「私こっちだから、また明日ね」
「うん、おやすみー」
途中で和奈と別れあたしは家に帰った。
カチャ…
「ただいまー…って、誰も居ないんだった」
あたしと羽月は小さい頃、両親を事故で亡くして今まで2人だけでこの家で生活してきた。
「羽月、今頃楽しんでんだろうなー…よし!明日はたくさん聞いちゃおっと♪」
その日あたしは夕飯は食べずにお風呂だけ入って寝た。
~羽月~
みぃ姉達と別れあたしはいつもの場所へ向かった。
でもそこに彼は居ない。
「えっと…あっ、星矢ー!」
「おかえり羽月、学校どうだった?」
「今日もすっごく楽しかったよ!」
「良かったな」
そう言って星矢はあたしの頭を撫でてくれる。
あたしはこの手が大好き、星矢が大好き。