ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
「初めまして・・・安田さん」
個室だし、周りに居るのは家族だけ。
康秋君は変装用のボサ髪と眼鏡を外し、お父さんに挨拶した。

「俺はいつも、テレビで君のコト観てるよ。香波が大ファンだからね」

「ありがとうございます」

「康秋君は香波と一つ違いだと言うのに、しっかりしてるね・・・さすがは幼少の時から芸能活動していただけあるよ」

「そう言う点では、俺を芸能界に導いてくれた父に感謝します。すいません・・・お気悪くしました?」

「いや、相良さんから君の父親のコトは訊いている。君の方こそ大変だったね」

「いえ・・・」

康秋君は軽く笑った。彼は前菜から、私はお口直しのシャーベットが運ばれてきた。


「メインディッシュまで時間あるかな?」


「時間ないのか?」
時間を心配する康秋君の信吾さんが問いかけた。
「まあね・・・社に戻って打ち合わせがあるんだ・・・メンバーには少しぐらいなら遅れてもいいと許可は貰ったけど」


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