ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
桜坂学園高等部。

「おはよう」

3週間ぶりに康秋君が学校に登校した。

「おはよー。相良君」

私に続き、優華も康秋君に挨拶した。

「相良君、おはよー。具合は大丈夫?」

「恒川さんだっけ?大丈夫だよ。心配してくれてありがとう・・・」
康秋君は私の隣に座るなり、顔を突っ伏せて眠ってしまった。


昨日『LINE』してたけど、学校に登校するなんて一言も言ってなかった。

相良先生が入って来て、SHRが始まった。

「出席を取るぞ」

相良先生は出席簿を片手に名前を呼んでいく。

「相良」

「・・・」

熟睡中の康秋君は無視。

「相良!!」


隣の私が康秋君の肩を揺する。

「もう少し寝かせてくれ・・・」

「呼ばれてるわよ」

「!?」

康秋君は寝ぼけながらも顔を上げるが、既に遅し、相良先生が教壇から下りて、彼の前に立っていた。

「朝から居眠りするなら、登校するな。康秋」

「・・・すいません・・・」




< 88 / 142 >

この作品をシェア

pagetop