不道徳でも愛してる2〜もうひとつの愛のカタチ〜【短編:完結】

***

追いかけてきた燎次社長に

バッグを奪われたうえに

強引に引っ張られた私は

会社がある【HOS第3ビル】の

エレベーターに乗せられ

会社のある3階を通り越して

社長の住居スペースがあると言う

7階で降ろされた。


「…社長、やだ…離して下さい!!」

さっきの社長の奥さんが頭をよぎり

私は抵抗するも虚しく

『…絶対離さねぇよ…逃がすかよ。』

男性の力には叶わず

私は玄関に無理やり押し込まれた。


……ガチャン。

社長は扉の鍵を荒っぽく施錠すると

チェーンもつけて私の逃げ道を失くした。


「…えっ!?
社長…ちょっと!!」

全身に響いた金属音に振り返り

慌てて玄関に向かおうとした私を

『…帰さねえよ。』

と、社長は私を引っ張って

ヒールを無理やり脱がせると

『…それに今はプライベートだから
『社長』じゃなくて『燎次』だろ?』

そう言って不敵な笑みを浮かべながら

動揺する私を見下ろした。





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