不道徳でも愛してる2〜もうひとつの愛のカタチ〜【短編:完結】
社長が進んだ先は寝室だった。
「……キャッ!!」
ドアを開けて
一人で寝るには広過ぎるようなベッドに
荒っぽく下ろされた私は
スプリングで体が跳ねた。
風通しで開けていた窓と
部屋のカーテンを閉めて
冷房をつけた社長は
ベッドにいる私をチラリと見ると
自身が着ていた黒のシャツを脱ぎ
タンクトップにも脱ぎ捨て
ガチャガチャとベルトにも手をかけた。
カーテンを閉めても微かな明るさの中
鍛えられているかのように
無駄なく引き締まって
筋肉質な社長の肉体が晒され
やっとの事で起き上がった私は
初めて見る社長の全身に目を見開いた。
パンツ以外裸になった社長が
一歩一歩近づいていく。
ネックレスが擦れ合う音がする。
「……あっ…あの。」
いくら私でも
今から起こる事に予想がつく。
頭の中で既に危険信号が点滅している。
社長は膝からベッドに上がると
私をドンと強引に後ろへ押し倒した。
「……キャッ!!」
私の体はベッドに沈み
覆いかぶさられるようなカタチで
社長に両腕を掴まれて
身動きが取れなくなった。