不道徳でも愛してる2〜もうひとつの愛のカタチ〜【短編:完結】

獲物を捉える獣のような社長の目に

逸らせなくて怖くなる。


『…俺の事が好きなんだろ!?
俺に会いたかったんだろ!?

…リーナ…認めちまえよ!!
今、ここでアンタは
不道徳の扉を開けちまえよ!!
そして、俺に堕ちるんだ!!

なぜなら俺は…。
とっくにリーナ…アンタを
……不道徳でも愛してるんだよ!!』


その瞬間私は噛み付くように

熱い唇を押し付けられてキスをされた。



「……んーーっ!!」

社長に唇を塞がれ

大きく目を見開いた私は

すぐに頭の中が真っ白になった。


「…社長…あっ、いや…。」

無理やり首を動かし

唇を離して抵抗する私に

『…リーナ…愛してる。
ずっと…アンタが好きだった…。
…今すぐ俺はアンタが…欲しい。
アンタの隅々まで愛したい。

俺を『燎次』…って呼んでくれ…。』

社長が私の耳元で囁いた。


「………!!」

その瞬間私の中で保っていたモノが

音を立てて崩れていった。


「……燎次……好き!!」

私は体を浮かせて

自ら社長…燎次の唇を塞ぐと

すぐさま燎次の舌が絡みついた。









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