不道徳でも愛してる2〜もうひとつの愛のカタチ〜【短編:完結】
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床に散らばった私の衣服。
何度も揺れるスプリング。
「…あっ、やっ…燎次!!」
全てを脱がされ、素肌を重ねて
社長…燎次から何度も与えられる
愛と快楽に全身が熱くなり
何度も私の口から声が漏れる。
『…あぁっ…リーナ、愛してる。』
燎次が時折顔を歪ませながら
何度も私への愛を囁いて
『…綺麗だ。』
と、唇だけでなく
私の全身にキスを落とす。
冷房が効いているはずなのに
熱帯夜の中で彷徨うように私達は
汗ばみながらも貪るように求め合い
私は燎次に強く抱き締められた。
これは明らかに許されない行為。
完全な不貞行為…不倫になる。
ダメな事だとわかっていたから
燎次を惹かれそうになる
自分を今までずっと守って来たのに
燎次の言葉に何かが弾けて
不道徳の扉を自ら開けてしまった。
後戻り出来ない事に
手を伸ばしてしまった。
夫がいるのに裏切ってしまった。
知らず知らずのうちに
燎次に惹かれて、欲してしまった。