不道徳でも愛してる2〜もうひとつの愛のカタチ〜【短編:完結】
***
熱く激しい行為の後
シャワーを浴びに行った燎次は
上半身裸で首からタオルをかけて
寝室に戻ってくると
『…おい、大丈夫かよ。』
と、ベッドの端に座ると
グッタリして横たわっていた私を
ゆっくり起こした。
『……悪い…無茶させたな。
リーナが俺を可愛く挑発するから
つい熱くなり過ぎた…。
今風呂沸かしてるから
後で俺が入れてやるよ。』
そう言いながら燎次は
一緒に持ってきた冷たく絞ったタオルで
私の顔や首を優しく拭くと
自分のTシャツを私に着せてくれた。
身長が高く、大きい燎次のTシャツは
ぶかぶかで燎次の香水の香りがした。
『…喉乾いただろ?ほらよ。』
タオルを椅子の背もたれにかけた燎次が
500mlペットボトルの
ミネラルウォーターを私に渡した。
「…ありがとう。」
受け取った私は
一口、二口だけ口に含むと
再びキャップを閉めた。
水分が抜け切っているような体内に
ミネラルウォーターが喉を通った。