不道徳でも愛してる2〜もうひとつの愛のカタチ〜【短編:完結】
唇が離れると私は強く抱き締められた。
燎次の心臓の音を真近に感じて
さっき愛し合ったばかりの体は
甘く痺れていく。
燎次は抱き締める腕を緩める事なく
『…リーナ、良く聞いとけ!!』
と、口を開いた。
『…俺の愛をナメるな!!
『不道徳でも愛してる。』って
言っただろ?
俺は何もかも
アンタだけに背負わせねえよ。
離婚の話し合いは
俺の知り合いの敏腕弁護士を立ててやる。
俺は一日でも早く
アンタを一旦『宮澤』の姓に戻して
再婚禁止期間を超えたら
入籍して結婚式挙げてえんだよ。
堂々と俺のモノにしてえんだよ。
だから、柊一族と闘ってやる。
慰謝料払えって言われたら
俺が払ってやる。
これからのリーナの人生は
俺が守ってやる。』
と、もう一度プロポーズのような
強気な愛の言葉をくれた燎次は
『…ちょっと待ってろ。』
と、言いながら私の体を離すと
自分の両手を
自身の首の後ろに持っていった。