不道徳でも愛してる2〜もうひとつの愛のカタチ〜【短編:完結】

***

その後しばらくして

私と夫の柊嘉之との離婚が成立した。


あの日家を飛び出して

いけない事だと知りながら

燎次と一線を越えてしまい

不道徳の扉を開けただけでなく

燎次からプロポーズもされた私は

秘めていた燎次への気持ちに気づき

夫と離婚して

燎次と生きていく事を選んだ。


すぐに燎次は

知り合いの敏腕弁護士に依頼して

弁護士を通しての離婚協議が行われた。


長期化や裁判、慰謝料を覚悟したけど

予想に反して

『…僕を裏切った里依奈を罵って
裏で唆した燎次を殴りたいくらい
本当は悔しいけれど
僕と両親にも責任はあるし
里依奈の心が離れている以上は
去る者を追う事はしない。
両親には僕から話しておく。』

と、弁護士経由で

夫は離婚に応じる姿勢を示してくれた。


『慰謝料、財産分与なし。』

『300日を超えるまでは再婚しない。』

等の条件が取り交わされた結果

弁護士経由で夫のサイン済の離婚届を

受け取った私はすぐにサインして

その日のうちに市役所に提出。

受理された私は柊家と決別した。














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