トキトメ
 動いているのは、私と前田くんだけ。

「どういう事?」

「俺が時を止めました」

「はぁ? 時を止めたって、どうやって?」

「俺の特殊能力です」

「それじゃ、これまでもこうして時を止めて・・・あーっ、ちょっと前田くん、そ
の間に何かエッチな事したりしてないわよね?」

「何もしてませんよ。まあ、やろうと思えば出来ますが」

「信じられなーい」

 ちょっと何なのよ。

 見てると癒される存在だった前田くんのイメージが崩れちゃうじゃない。

「リーダー、俺あなたの事が好きです」

「へっ?」

 もう1度周りに視線を戻す。

 だけど、やっぱりみんな止まっていた。

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