トキトメ
~良太郎side~
「椛島リーダー、今日も残業なんですね?」
「うん、月末だからね・・・」
「いつも大変ですね」
「そうだね。俺も手伝えればいいんだけど、自分が抱えている仕事で手一杯で。早く余裕を持って仕事出来るようになりたいよ」
助手席に崎田さんを乗せ、俺は家路を急いでいた。
月末の2日間はいつも以上に遅くなる彼女。
俺も、塚田さんから仕事を任せてもらうようになって、少しは残業するようになったものの、それでも7時前には退社する日々だった。
「崎田さん、今晩の食事もう準備してるの?」
「いいえ。というか、冷凍ごはんがあるから、今日はレトルトのカレーでも食べようかなと思ってて」
「それじゃ、ラーメンでも食べに行かない?」
「えっ?」
「今日、リーダーは会社で弁当食べて来るから、俺1人なんだ」
「それじゃ、連れてって下さい」
「よし、決まり。それじゃ、俺のお勧めのラーメン屋に行こう」
「はい」