プリキス!!
ひたすらに湧き出る東校生を倒し、少しずつ進んでる作業を続けていた俺達。
流石にもどかしさを感じて苛立っていた時だった。
「あー!!!ナイスタイミング!!」
背後から、声がしたんだ。
「な……蛍?」
「お前喧嘩出来ねえんだから下がってろよ!」
そいつの登場に東校生は慌てふためいた。
「どーしても取りに行かなきゃいけないものがあって!!」
てかそんな場合じゃないんすよ!と彼、東校連盟副総長の片桐は俺たちの方へ近づいてきて。
片桐蛍。
当代総長東麻に見初められ、異例ながらも中学生で副総長になった秀才。
高いIQを持ち、世界最高級の犯罪捜査能力を持つ彼は、日本警察にとっては喉から手が出るくらい欲しい人材であり、
また他国に決して渡せない存在。
それ故に隠飛羽に名前通り“隠された”そうだ。
彼は完璧頭脳を買われて此処にいるから、確かに喧嘩は出来ない筈。
じゃあ何でわざわざここにやってきたんだ?と疑問が生じた。
俺たち四人も、たくさんの東校生も手を止めて片桐の行動を見ていた。
「えーと、先輩達は初伊先輩を助けにきたって事でいいんすよね?!」
「ああ。そうだ。」
吉良先輩がしっかりとした声で答える。
「初伊先輩は今かなり具合悪いんです!しかもこのままだったら美琴先輩に喰われちゃいます……!」
超・ピ・ン・チなんです!と片桐は熱弁する。